
飲食店が缶詰OEMをやるメリット・デメリット
看板メニューを缶詰にしてお土産・通販として販売する——魅力的な話に聞こえますが、良いことばかりではありません。この記事では、検討する上でのメリットとデメリットを、正直に整理します。
メリット
店舗の営業時間に縛られない売上ができる
店舗の売上は席数と営業時間で上限が決まりますが、商品の売上は在庫がある限り伸ばせます。特に観光地の店舗では、「また来たいけど来られない」というお客様に届けられるのは大きな価値です。
賞味期限が長く、在庫リスクが小さい
缶詰は常温で2〜3年程度日持ちするため、「売れ残ったらどうしよう」というプレッシャーが小さく、じっくり販売できます。
繁忙期・閑散期の波を平準化できる
店舗の売上は季節や曜日で波がありますが、商品販売はその波の影響を受けにくく、経営の安定につながります。

デメリット・注意点
味を完全に再現できるとは限らない
缶詰は加熱殺菌の工程を経るため、店舗で提供する出来立ての味と全く同じにはなりません。試作を重ねて「缶詰としての最適な味」に調整する必要があり、これには時間がかかります。
初期費用と時間がかかる
レシピ設計、試作、パッケージデザインなど、商品化には数ヶ月単位の期間と、一定の初期費用が必要です。「すぐ売り出したい」というスピード感では進みません。
向いていないメニューもある
煮込み料理やソース系の料理は缶詰に向いていますが、揚げ物のような食感が命の料理は、缶詰にすると魅力が大きく損なわれる可能性があります。すべてのメニューが商品化に向いているわけではありません。
売る場所を自分で確保する必要がある
商品を作っただけでは売れません。店頭、通販、道の駅、土産物店など、販売する場所を別途考える必要があります。
結局、やるべきかどうか
メリットとデメリットを踏まえると、次のような飲食店には向いていると言えます。
- 観光客が多く、「持ち帰りたい」という声を実際にもらったことがある
- 煮込み料理・ソース系など、缶詰との相性が良いメニューがある
- 数ヶ月単位で準備を進める余裕がある
逆に「すぐに追加の売上が欲しい」「揚げ物が看板メニュー」という場合は、他の方法を検討した方が良いかもしれません。
缶詰LABOでできること
- 「そもそも自分の店のメニューは向いているか」の相談段階から対応
- レシピ設計・試作のご相談
- OEMでの製造に関するご相談
- 商品化に使える補助金のご相談
向き不向きの相談だけでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。[→ 商品開発・OEMについてお問い合わせはこちら]
